看護師の妊娠出産後のキャリアについて考えよう
妊娠出産時は今までのキャリアを振り替えるチャンスとなります。女性が出産後に継続して働ける環境が整いつつありますが、育児等の時間を確保しながらどのように働くのがいいのか、転職を含めて働き方を見直す機会です。看護師不足や不景気などから、看護師向けの求人は色々なメディアに掲載されています。そのメディアの利点や欠点を理解して求人情報を探してみましょう。また、キャリアを積み、ゆくゆくは看護部長までと考えている方もいると思いますので、どのように看護部長になるのかもご紹介します。
妊娠出産を機にキャリアを見直す女性は多くいます。厚生労働省の調べでは女性の平均初婚年齢は29.2歳となり第一子出産時の母親の年齢は30歳をこえました。また、ここ数年で育児休暇を取得した人の割合は8割(厚生労働省)におよび、女性が出産したあとそのまま継続して働ける環境が整いつつある状況です。しかし、出産前のような時間がない中、どのように働くのがいいのか自分の独自性はどういうものなのかを考え、自分の強みを活かしながら働いていくことが重要です。
復職を考えているけれど、どのように求人を見つけたらいいのかわからなかったり、求人が多すぎて希望の求人を絞り込めないなどと悩む看護師は、就職先を探す前に自分の動機や希望、経験やスキルなどを整理してみましょう。看護師不足や不景気などから、看護師向けの求人は色々なメディアに掲載されています。しかし、メディアの情報と実際の職場の状況がまったく違うということも往々にしてありますので、求人はそのメディアの利点や欠点を理解して慎重に探すようにしましょう。
看護師長になり、さらに上を目指して出世したい方は、病院内の看護師の頂点である看護部長というポストがあります。権限も大きいですが責任も大きい大変な仕事です。看護部長になるには、学術論文の執筆と医師との人脈、また病院内だけに留まらず看護協会や学会の人脈や政治力といったものが影響してきます。このように、努力すればなれるというものでもなく実際には看護部長になる人は予め内定しているといっても過言ではありません。運やタイミングなどの複雑な要因が関係してきます。